5.手作り腕時計の製作

5)裏ぶたとスペーサの製作

 裏ぶたは、厚さ1.5mmという、とても厚い真鍮板を使用しました。すでに溶接済みの本体フレームにぴったりとはまり込むようにします。弓のこで切断し、ベルトサンダで丸く成形しました。
 本体フレーム、文字盤、そして裏ぶた。この3つの中にムーブメントが入ります。隙間を埋めるためにゴム板を使用しました。ムーブメントの厚みが3mmなので、厚さ3mmのゴム板を使うと便利です。フレームの厚みによって、さらにゴム板を重ねると良いでしょう。厚さ1mm、2mm、3mm、5mm、10mmなど、様々な厚さのゴム板が市販されています。
 発泡スチロールなどの素材も考えましたが、強度と加工のしやすさなどから、ゴム板が一番かと判断しました。

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松緑職人組合